ノエビアスタジアム神戸は、スマートスタジアム構想により、2019年から100%キャッシュレスになりました。グッズやスタグルの類も現金では購入できません。使用できるのは楽天ペイ、楽天Ebay 各種クレジットカードとなります。体験した感想をまとめてみました。
実際に楽天ペイで買い物してみた感想
普段の買い物はiPhoneのフェリカ決済で買い物をすることが多い私は、今回楽天ペイおよびQR決済も初めての体験でした。
アプリはあらかじめスマホにダウンロードし、クレジットカードとの紐付けは済ませておきました。とはいえスタジアムに到着し、いきなり楽天ペイのアプリでスタグルを買うのはなんとなくハードルが高く感じたので、アプリの使い勝手の確認もかねて、ヴィッセル神戸のタオルをグッズ売店で購入してみました。決済は以下のような流れです。
- 商品(タオル)をレジへ持っていく
- 会計カウンターに設置されているQRコードを楽天ペイアプリで読み取る
- ユーザー確認される
- レジスタッフから金額を伝えられる
- ユーザーがアプリに入力
- 店側が確認、認証する
- 商品を受け取る
という流れです。太字が私のアクションです。うーん、正直ユーザー側がやることが多くて面倒でした。買うたびに毎回これをやるわけですからね。普段コンビニ等での決済はタッチだけで済むので、余計に手間を感じました。特に金額をスマホに自分で入力するところ。思っていたキャッシュレスってこういうのではないのだけどぁ..などと感じつつ商品を手にしました。
まあ決済方式は若干面倒ですが、徹底したスタジアム内のキャッシュレス化には好感もてます。妥協一切なしです。カプセルトイですらキャッシュレスです。
スタグルもキャッシュレス
当日は大阪VS神戸の阪神ダービーということで、スタグルもそれに連動した企画が行われていました。
芝生エリアは広いので、試合までのんびりと過ごせます。こういうスペースがあると試合開始まで時間が潰せていいですよね。関東だと埼スタにこういったスペースがあります。試合前には親子でボール遊びをしたりしている光景を見かけます。サッカーが身近にある感じがして好きです。
スタグルもキャッスレスで便利なのですが、ひとつ残念だったのは、いつも出店しているであろう神戸側の店舗ではQRコード決済ですぐに商品を購入できるのですが、ゲスト側の大阪の店舗ではそれができず、購入するためには広場入り口付近の引き換え所で食券を購入してから目的の店に並ばなくてはなりませんした。
「ガンバ側のスタグルを購入するためには、まず交換所で食券を買わなくてはいけない」。当然そのためにいちいち並ばなくてはいけないわけで、食券を買う、スタグルを買う、2度も並ばなくてはいけないのです…。炎天下の中、このハンデは大きく、だったら神戸側のお店でいいや的なサポも多かったと思います。
これについては、今後改善されると良いですね。ちょっと大阪側の店舗はかわいそうでした。それにサポ側からすればスタジアムに到着してから試合開始までの時間ってとても貴重な時間なんですよね。少しでも効率よく、美味しいスタグルを、限られた時間内に満喫したいのです。無駄な時間なんてないんです。
また当日は芝生エリア内に限り、売り子さんから購入する場合、楽天ペイ決済であればビール半額といったキャンペーンも行われおり、こういった戦略はさすが楽天さんやー、という感じです。
キャッスレススタジアムを体験してみて
結局このスタジアムで現金は一度も使用しませんでした。スタグル購入時の現金(小銭ジャラジャラ)の受け渡しがないのは確かに楽でした。ただやはりまだ周知されていないのか、せっかく並んで会計時にキャッシュレスを告知されるサポの姿も場面も2~3度見かけました(特にアウェーのサポ)。
今後、他のスタジアムでもキャッシュレス化の流れは進むと思いますし、モデルケースとなるような、わかりやすく安全なシステムに洗練されていってほしいと願います。